月：揺らぐ鏡の奥── 現実と夢の境界で、わたしは問い始める

わたしの足元はぼやけている。でも、その揺らぎにこそ意味があると感じている。不安は、わたしの内にある問いの表れ── わたしは、それを恐れずに受け止める。月が映し出す影の中に、ほんとうの声が潜んでいるから。

☽ このカードが示すもの

「月」は幻想、不安、直感、潜在意識、混乱の象徴です。それは「騙す」ための幻想ではなく、「問い直し」のための揺らぎ。今は情報や感覚にノイズが混ざり、明確な答えは得にくいかもしれませんが、その中にある違和感こそが、深い気づきへの入り口です。

相手の気持ちや関係の未来に対する不安が募りやすい時期です。ただし、その感覚は「気づきへの誘い」。直感に耳を傾けることで、核心に近づけます。

状況が不明瞭で、判断に迷いが生じやすいタイミング。はっきりした答えより「違和感」や「予感」を拾うことが鍵になります。焦らず情報整理を。

内面で感情が揺らぎ、何が「ほんとうの自分」なのか曖昧になっているかも。そんな時こそ、日記や夢の記録など、潜在意識と対話する手段が有効です。

願望が霧の中にあるような感覚が出てくる時期ですが、その霧は「内側の整理が必要」というサイン。今は願いを言語化せず、感覚で捉える時間に。

原因がはっきりしない不調が現れることも。不安な時ほど、感情とのつながりを意識してみて。感覚や直感が、回復へのヒントをくれるかもしれません。

わたしは揺れている──でも、それを不安とは呼ばない。月の光はやさしく、でもはっきりと「問い」を照らしてくる。現実と幻想の狭間で、わたしは自分の声を見つけるために立ち止まった。この時間が終わる頃、答えは光のように差し込む── いまは、その余白を大切にする。

今日がすてきな１日になりますように。