
- 夢がない
- 本当にやりたいことが分からない
そんなふうに感じたことはありませんか?
学生の頃は「将来の夢」を聞かれて答えられたのに、大人になると分からなくなる。 あるいは、ずっと追いかけてきた夢を諦めなければならないときもあります。
でも、夢がなくても大丈夫なんです。 大きな夢を失っても、小さな“やりたい”を大切にすれば、私たちは毎日を前向きに生きていけます。
今回は、タロットのメッセージも交えながら「夢との向き合い方」についてお話しします。

「夢がない」と思っていた自分に芽生えた小さな“やりたい”
社会人になってしばらく経った頃、「自分の夢ってなんだろう?」と考えるようになりました。 最初はまったく答えが出なかったのですが、少しずつ小さな“やりたい”が浮かぶようになりました。
- 有名洋菓子店のケーキを全部食べてみたい
- 好きなデザインのネイルを楽しみたい
- 推しのライブに行って思いっきり声を出したい
一見すると誰かの役に立つわけではないし、社会的に評価されることでもありません。 でも、「明日も頑張ろう」と思えるなら、それは立派な夢なのだと思います。
憧れていた夢を失ったとき
子どもの頃、憧れていた夢が「客室乗務員(CA)」だったという人は少なくありません。 世界を飛び回って働く姿にワクワクして、制服を着た自分を想像していた記憶――それは、きらきらした未来への入り口のようでした。
けれど現実は厳しく、その夢を叶えることができなかった人もいます。 思い入れのない仕事に就き、「夢を手放した後の人生をどう歩けばいいのか」と迷う時間もあったかもしれません。
夢を追いかけ続けたからこそ、失ったときに心にぽっかり穴が開いてしまう。 そんな経験をしたことがある方も、きっといるのではないでしょうか。
夢がなくても、毎日を支える小さな幸せがある
夢を諦めて1年ほど経ったある日。忙しい日々を送りながらも、ふと気づいたことがあります。
- 出勤前に飲むカフェラテが、1日のスタートに元気をくれる
- 新しく買ったリップをつけると、鏡の中の自分に少し自信が持てる
- 通勤途中に聴くお気に入りの音楽が、「今日も頑張ろう」と背中を押してくれる
それは大きな夢ではありません。 だけど、確かに毎日の中で自分を支えてくれる“生きる理由”になっていました。
「夢だけが人生の理由じゃない」 そう思えた瞬間から、少しずつ自分の人生を肯定できるようになったのです。
タロットが教える「夢との向き合い方」
タロットカードは「人生の縮図」と呼ばれることがあります。 22枚の大アルカナは、夢を追うときの心の動きや、夢を失ったときの気づきを教えてくれる存在です。
「夢が叶わなかったらどうしよう」 「これからの夢が見つからない」 そんな迷いのときに、1枚引くだけでも心を整理するヒントになります。
◆大アルカナ22枚が示す「夢との向き合い方」一例
カード | メッセージ | 解釈のヒント |
---|---|---|
愚者 | 新しい夢に飛び込んでOK | 資格はないけど習い事に挑戦 |
魔術師 | 小さな一歩が夢を動かす | SNSで発信してみる |
女教皇 | 直感を信じて夢を温める | 静かに考えて夢を育てる |
女帝 | 楽しさから夢を育てる | 趣味が仕事になる可能性 |
皇帝 | 計画とルールが夢を支える | 資格勉強のスケジュール化 |
教皇 | 学びが夢を前進させる | 憧れの人の講座に参加 |
恋人 | 心がときめく方に夢がある | 迷ったらワクワクする方へ |
戦車 | 集中すれば夢は加速する | 副業一本に絞る |
力 | 継続が夢をつかむ力になる | 毎日30分練習を続ける |
隠者 | 立ち止まる時間が答えをくれる | 一人旅で夢を見つめ直す |
運命の輪 | タイミングを信じて流れに乗る | 偶然の誘いに乗る |
正義 | 現実と理想のバランスが大切 | 収入との兼ね合いを考える |
吊るされた男 | 停滞も意味がある | 準備期間と考えてスキル磨き |
死神 | 終わりは始まり | 夢を諦めたら新しい興味が芽生える |
節制 | 日常の積み重ねが夢になる | 少しずつ貯金して留学資金に |
悪魔 | 比較や執着から解放されよう | 他人と比べず自分の楽しみを優先 |
塔 | 崩れた計画は軌道修正のサイン | 転職失敗でも別の道がある |
星 | 希望を持ち続けて | 憧れを忘れず少しずつ進む |
月 | 不安に惑わされないで | 失敗が怖くても続ける |
夢は「持つもの」ではなく「寄り添うもの」
夢は、誰かに誇るためのものではなく、 自分の毎日にそっと寄り添ってくれるもの。
それが大きくても、小さくても、形がなくても。 「これが夢です」と言えなくても、 心が動く瞬間があるなら、それはもう夢のかけらなのかもしれません。
タロットが教えてくれるのは、夢に正解はないということ。 そして、夢は「叶える」だけでなく「感じる」ものでもあるということ。
今日の“やりたい”に耳を澄ませてみる
夢が見つからないときは、 「今日、ちょっとだけやってみたいこと」に耳を澄ませてみてください。
- いつもより少し遠回りして、気になるカフェに寄ってみる
- 読みかけの本を、静かな時間に開いてみる
- ずっと気になっていたアーティストの曲を聴いてみる
そんな小さな“やりたい”が、 気づけば自分らしい夢の輪郭になっていることもあります。
まにまに、夢とともに
夢は、追いかけるものでも、手放すものでもなく、 “まにまに”に寄り添ってくれるもの。
風のように、光のように、 ときに見えなくなっても、確かにそこにあるもの。
あなたの今日の“やりたい”は、どんな色をしていますか。 その色を、どうか大切にしてあげてください。

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ステキな日になりますように。
