タロット上達術 | 書いてみよう!ジャーナリング

目次

タロットとジャーナリング──カードが導く心の言葉

はじめに:書くことで、心は整う

「なんだかモヤモヤする」 「気持ちが整理できない」 「自分でも何を感じているのかわからない」

そんなとき、私たちは「言葉にならない心」と向き合っています。 その感情に意味を与え、言葉に変える方法のひとつがジャーナリングです。 そして、タロットはそのジャーナリングを深めるための、静かで力強いパートナーになります。

この記事では、タロットとジャーナリングの関係性を紐解きながら、 「書くこと」で心を整える方法を紹介していきます。

ジャーナリングとは何か?

ジャーナリングとは、思考や感情を紙に書き出すことで、自己理解を深める手法です。 日記とは違い、目的は「記録」ではなく「気づき」。 書くことで、頭の中のモヤモヤが整理され、感情の正体が見えてきます。

心理学でも、ジャーナリングはストレス軽減や感情の整理に効果があるとされています。 そして、タロットを組み合わせることで、より深い内省と感情の言語化が可能になるのです。

タロットがジャーナリングを導く理由

タロットは、言葉ではなく象徴で心を映し出すツールです。 カードに描かれた絵柄・色・構図は、言葉にならない感情や思考を可視化してくれます。

ジャーナリングと組み合わせることで、カードが「問いかけ」や「テーマ」を与えてくれます。 それに対して、自分の言葉で答えていくことで、感情や思考が言語化され、深い気づきが得られるのです。

実践方法:タロット × ジャーナリングの流れ

ステップ①:カードを1枚引く(ワンオラクル)

まずは、1枚だけカードを引いてみましょう。 このサイトでも、ワンオラクル機能を使って気軽にカードを引くことができます。 → 「今日のカードを引いてみる」から、今の自分に必要な象徴を受け取ってみてください。

ステップ②:カードの象徴を眺める

カードに描かれた絵柄・人物・色・構図をじっくり眺めてみましょう。 何か感じることはありますか? どんな感情が湧いてきますか?

ステップ③:問いを立てる

カードが語りかけてくるテーマに沿って、自分への問いを立てます。

  • 《隠者》:「今、私が向き合うべき“内なる問い”は何か?」
  • 《塔》:「最近、私の中で崩れかけているものは何か?」
  • 《太陽》:「私が素直に喜びを感じる瞬間はいつか?」

ステップ④:書き出す

問いに対して、自由に書き出してみましょう。 正解はありません。 思いつくままに、感情や思考を言葉にしていくことで、心が整理されていきます。

カード別ジャーナリングテーマ例

カードジャーナリングの問い
愚者今、私が飛び込んでみたい未知の世界は?それを恐れている理由は?
魔術師私が今、活かせる才能やリソースは何か?それをどう使いたいか?
女教皇私の中にある“まだ言葉になっていない直感”は何か?それに耳を傾けるには?
女帝私が今、育てたいものは何か?それに愛情を注ぐにはどうすればいいか?
皇帝私が今、構築したい秩序やルールは?それは誰のためのものか?
教皇私が信じている価値観や教えは何か?それは今の私にとって有効か?
恋人私が今、選択しようとしていることは?その選択は私の本心に沿っているか?
戦車私が今、前進したいと思っていることは?それを妨げているものは何か?
私が最近、内なる衝動をどう扱っているか?優しさと力のバランスは取れているか?
隠者私が今、静かに向き合いたいテーマは何か?その答えはどこにあるか?
運命の輪今、私の人生に起きている“流れ”は何か?それにどう乗っていくか?
正義私が今、判断しようとしていることは?その判断は公平で誠実か?
吊るされた男私が今、視点を変えるべきテーマは何か?そのために何を手放す必要があるか?
私が今、終わらせるべきものは何か?それを手放すことで何が始まるか?
節制私の中で今、バランスが崩れている部分は?それを整えるには何が必要か?
悪魔私が今、執着しているものは何か?それは私をどう縛っているか?
私の中で今、崩れかけているものは何か?それは本当に必要なものか?
私が希望を感じる瞬間は?その希望を育てるには何が必要か?
私が不安に感じていることは何か?それは現実的なものか、幻想か?
太陽私が素直に喜びを感じる瞬間は?それをもっと増やすには?
審判私が今、再評価すべきテーマは何か?それは私にどんな変化を促すか?
世界私が今、完了させたいことは何か?それを終えることで次に進めることは?

活用のヒント

  • ワンオラクルでカードを引いたら、対応する問いを使ってジャーナリングしてみましょう
  • 書き出すことで、カードの意味が“自分の言葉”として定着します
  • 感情の整理だけでなく、行動のヒントにもつながります

継続するためのヒント

  • ノートを1冊用意する:お気に入りのノートを使うと、書く時間が楽しみに
  • 時間を決める:朝の10分、夜の15分など、習慣化しやすい時間帯を選ぶ
  • カードを引かない日もOK:書きたいことがあるなら、カードなしでも自由に書いていい
  • 感情に正直になる:ネガティブな感情も、否定せずに書き出すことで癒しが生まれる

結び:カードが導く、心の言葉

タロットは、心の奥にある“言葉にならない声”を象徴として映し出してくれます。 ジャーナリングは、その声に耳を傾け、言葉に変えるための時間です。

この2つを組み合わせることで、私たちは自分自身と深く向き合い、 感情を整理し、思考を整え、前に進む力を育てることができます。

まずは、1枚のカードから始めてみませんか? このサイトのワンオラクル機能を使えば、いつでも気軽にカードを引くことができます。 ぜひ、今日のカードを引いてみてください。 そのカードが語りかける問いに、あなた自身の言葉で答えてみましょう。

書くことで、心は整います。 そして、カードはその言葉を導いてくれるのです。

≪ 関連記事 ≫

▶タロットってどうして曖昧な表現なの?

▶「恋愛運」私の運命の人 どこにいるの?

▶「金運」お金って大事!!

▶「人間関係」あの人との距離間隔って?

▶「将来の不安」これからの私、どうなるの?

▶「健康運」身体も心も元気でいたい!

今日という日が、
ステキな日になりますように。
目次